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天の使い

2020

〜大切な誰かの背中を押す一冊に〜
贈り物のような本になりました。次は龍をモチーフに制作していこうと、前作の『空へのノート』が完成した時にそれだけは決めました。最初にジュエリーメーカーCASHO近藤嘉さんとの出会いで龍がジュエリーになり、絵本へと繋がっていきました。絵本の中の龍は自分の道を見つけられず苦しんでいて、まだまだ半人前。龍神というよりは人間に近い存在として描かれています。私自身が受け継いだものと受け継がれていくように願うものを龍と天使に託しました。この絵本が龍と同じように自分の道を探している人の背中をポンと押せるようなものでありたいです。

天の使い

絵・華鼓 ことば・織田道代
協力・金沢千秋 装丁・竹村洋司 作曲・田中裕子 印刷・文林堂 製本・多田製本
サイズB5横型 上製本 46ページ
価格2000円

Ⓒ2020FURU 織田道代 Printed in Japan
発行年月日2020年1月22日
発行所 FURU
愛知県瀬戸市城ケ根町47−289 TEL : 08011693742
*『きらからかぞえうた』の楽譜は著作権法上、無断複製は禁じられています。


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「天の使い」あとがきより

 

日々の他愛もないシーンの中で、小さな頃から何も変わっていない自分が、ひょっこり顔を出すことがあります。そんな時には母親であることが心もとなくなり、不安な気持ちに足元をすくわれる気がするのは、私だけでしょうか。「ママ!」と言って振り返る子供たちに不安な気持ちを悟られないように、その姿を眺めたことが何度もあります。そんな時、「まあ、なんとかなるものよ。だいじょうぶよ。」と天国にいる母の声を思い出して、また頑張る力をもらうのです。


 
 

もし、自分のいない未来で、子供たちが何かにつまずいている姿を見ることがあったら、私も「だいじょうぶよ。」を届けたいです。生き抜く力は全部あなたの中にある…目には見えないけれど、あなたはいつも愛の内にいるからね…と。そして、『きらからかぞえうた』にあるように10で咲かせる素敵な花を心から楽しみにしたいとおもいます。


華鼓


「天の使い」制作メンバー


織田道代さん(ことば)

私の絵を平面から大きく豊かな空間に立ち上げてくださった『魔法の言葉使い』。高校の国語の教師をされていたとのことですが、いっしょにいるとおもわず『せんせい〜!!』って呼びたくなってしまう温かいお人柄です。名だたる大物作家と絵本を作られてます。一番印象に残っているのは『きらからかぞえうた』のエピソードです。歌詞のなかに、『むらさき』がでてくるのですが、この『むらさき』は絵本の中で、風を涙を山を谷を花を紫色に染めて、最終的にモノクロの絵本そのものまでも染めてくれました。織田さん、本当にきらからとかがやくことばをありがとうございました。
織田さんの書籍はこちら
https://g.co/kgs/HjBLEn


金沢千秋さん(編集協力)

編集の協力をしていただいたのはこちらも長いおつきあいをさせていただいている金沢千秋さん。金沢さんは長年講談社の児童書の編集長をされていらした大ベテランの編集者さんです。私の長所も短所も全部お見通し。金沢さんのすごいところは、絵本が息づくための突破口を見つけてくださったり、絵を使って絵本の中に流れていく風を作ったり、ここのポイントを生かしたらいきいき度が爆上がりするようなほんのささやかなところを見逃さなかったり、おそるべし金沢さん!と本当に何度も思わせていただきました。織田道代さんを結びつけてくださったのもきっと編集者の閃きですね。本当に感謝しております。


田中裕子さん(『きらからかぞえうた』作曲)

この絵本の中の歌『きらからかぞえうた』を作曲するだけにとどまらず、朗読にもピアノ曲をつけてくださった田中裕子さん。いつも優しく見守ってくださりありがとうございます。また、ゆうちゃんがどんなに楽しんで、また苦しんでこの曲を作ってくれたかを私も見守ってきたので完成した時は嬉しくて涙がこぼれました。大事に作ってくださって本当にありがとうございました。また、ゆうちゃんの声が素敵なのです。この曲はユーチューブで聴いていただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=jHJySFkiwNM


竹村洋司さん(デザイナー)

制作の初めから伴走し続けてくれたのは20年来の友人デザイナーの竹村洋司さんです。彼は、この本には本当になくてはならない存在。ああでもないこうでもないという思いつきにいちいち付き合って、その都度形にしてくれました。ボツになっていったものが一体幾つあるか、、実はこの間にめちゃくちゃハードな仕事にも一緒に向かい合いました。こちらも素晴らしい大人絵本になりました。同じ期間に2冊をともに生んだ戦友のような存在です。本当にありがとう!


ジュエリーメーカーCASHO近藤嘉さん(LoveAmulet/心龍リング)

愛のお守りとしてつくった心龍のリング。心龍の持つ物語をどうしても描きたい、リングと一緒にお届けしたいという気持ちでスタートした絵本制作でした。リングの付録としてつける冊子のようなものではなく読み物としても楽しめるちゃんとした絵本を作りたい。そんな気持ちに応えて待ってくださった近藤さんにまずはお礼を言わなければなりません。たくさんお待たせいたしました。私が制作している期間に心龍のLoveAmuletも無事に5つのジュエリーを完成しました。絵本の完成によりこちらもまた新しい展開が出来そうです。近藤さん、今後もよろしくお願いいたします!


橋爪大輔さん(朗読・スペシャルサンクス)

本ができるや否や(むしろコンサートに合わせ完成となりました)『天の使い』の朗読とピアノのコンサートを企画してくださった橋爪大輔さん(だいちゃん)。だいちゃんは華鼓のドキュメンタリー動画を制作してくださり心龍リングの広がりにうんと力を貸してくださいました。この絵本の制作とだいちゃんの龍神シリーズの動画配信とが重なり、龍つながりでお互いに応援し合えたら嬉しいなという気持ちで連絡を取ったのがきっかけでした。彼の存在が心龍をどんなに生き生きとさせてくれたことか!と思います。そして、これからもその道は続いていきそうな予感を持てていることはとても幸せなことです。
華鼓ドキュメンタリー https://www.youtube.com/watch?v=K_40aHmMfzA


文林堂山田義之さん

印刷は『空へのノート』に続き福岡の文林堂山田義之氏にお願いしました。こだわりの印刷職人です。今回、「すみれ色の本にしませんか?」とご提案いただきました。とても発色のいいマゼンダがあるからこのインクを使いたいんです。「龍も天使も実体のないものだから、龍も天使も花も全てが一緒の花畑のような本にしたいんです。あなたの作りたいものとは違うかもしれないんだけど私が作りたいんです。」とおっしゃってくださり、私は10万円ほど上がったお見積りとにらめっこしながらも山田さんのご提案に乗ることにしました。そして、私は、このすみれ色と織田さんのことば『むらさき』との偶然の符号にびっくりしたのです。山田さん!すみれ色大成功です。ありがとうございました。


多田製本さん

製本は東京の多田製本さんにお願いしました。お電話でご相談をすると「あんたの熱意を見せに来なさい」と言われ、今どきそんなことを言ってくれる職人さんにお会いしてみたい!と足を運んだのですが、「こっちが見せる形になっちまったな」とお力を貸してくださることになりました。年明けにお届けしてくださる予定でしたが「いい本になったよ!」とクリスマスに届けてくださいました。本当に粋で男気のある職人さんです。ありがとうございました。


感謝を込めて。